医学部保健学科

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=弘前大学= 放射線安全総合支援センターアドバイザリーボードを開催

更新日:2019/01/17報告

各部門からの活動報告の様子 総括の様子

 弘前大学では、12月6日、「弘前大学放射線安全総合支援センターアドバイザリーボード」を開催した。同学は、原子力関連施設を擁する地域的な背景を踏まえ、東日本大震災前の平成20年度から被ばく医療体制の整備及び被ばく医療に関わる教育・研究ならびに人材育成に取り組んでおり、放射線科学及び被ばく医療分野の教育研究拠点となる『放射線安全総合支援センター』を立ち上げ、 国内外の関係機関と連携を図りながら被ばく医療における安心・安全を確保するための国際的な放射線科学教育研究を推進している。

 本アドバイザリーボードは、同学が掲げる基盤強化促進事業の一つである「放射線科学及び被ばく医療における安心・安全を確保するための国際的な教育研究の推進」事業における各活動について、国内の様々な分野の有識者から多角的・専門的な助言をもとに、放射線科学及び被ばく医療の発展並びに大学運営に資することを目的として設けられているもので、平成29年度から開催している。

 アドバイザリーボード委員として、明石真言国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構執行役、千葉滋筑波大学医学医療系血液内科教授、藤原洋株式会社ブロードバンドタワー代表取締役会長兼社長・最高経営責任者、上泉和子青森県立保健大学長ら各方面の有識者が参画している。

 報告会では、同学の佐藤学長をはじめ多数の教職員が陪席する中、柏倉幾郎放射線安全総合支援センター長による「放射線安全総合支援センター」の概要と取組みの紹介が行われ、平成27年に原子力規制委員会から原子力災害に対応する施設として指定を受けた「高度被ばく医療支援センター」及び「原子力災害医療・総合支援センター」や、福島県浪江町復興支援プロジェクトの活動、被ばく医療関連の人材育成を主たる目的とした「被ばく医療教育研修部門」、「放射線看護教育部門」、「放射線リスクコミュニケーション教育部門」、「グローバル人材育成推進部門」の各部門からの活動報告と質疑応答があったあと、総括としてアドバイザリーボード委員による批評と提言が行われた。


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