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放射線看護研究会・教育講演会

平成23年7月31日、ベストウエスタンホテルニューシティ弘前において、放射線看護研究会を開催しました。

 研究会では、一般演題として、同研究科健康支援科学領域の4名の教員から、「原子力災害の発生前後における放射線イメージの変化」、「看護学生における放射線のリスク認知と学年に関する検討」、「原子力施設立地県内の訪問看護ステーションにおける原子力事故を含む災害対策」、「放射線治療を受ける乳がん患者の日常生活上の問題点とQOL」の4テーマについて発表を行いました。

 また、教育講演では、京都大学大学院医学研究科・作田裕美准教授から、「我国におけるがん放射線療法看護認定看護師教育の現状と課題」、弘前大学大学院保健学研究科・野戸結花准教授から、「原子力災害における看護の役割」と題して、それぞれの最新の状況や成果が発表されました。

 引き続き、がん放射線看護のNP(ナースプラクティショナー)、CNSであるカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のMiranda Kramer氏から、「Survivorship in Radiation Oncology」と題して特別講演があり、NPとして放射線治療を受ける患者へのサポート体制、放射線照射計画や急性放射線障害への対処、皮膚ケアの実際について活動紹介がありました。

 約100名が参加し、米国におけるがん放射線治療やNPの役割などについて活発な質疑応答が行われるなど、参加者らは知識を深めました。



 また、翌8月1日には、医学部附属病院看護師及び医学部保健学科看護学専攻学生を対象に、「放射線看護・教育講演会 -Breast Cancer Treatment 2011-」が同研究科講義室で開催され、約200名の参加者らは、乳がん治療に伴うボディー・イメージの変化に対する心理的サポートや日本の看護師と米国のNPの活動の違い等について活発な意見交換を行いました。



【参考】放射線看護研究会(平成23年7月31日)・教育講演会(平成23年8月1日)のお知らせ

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