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高度実践被ばく医療人材育成プロジェクト 現職者研修

平成23年8月27日及び9月10日~11日にかけて、県内の医療施設に勤務する看護職者及び診療放射線技師を対象とした「高度実践被ばく医療人材育成プロジェクト 現職者研修」を開催しました。

 現職者研修は、緊急被ばく医療に必要な知識を習得、連携・協働しながら、適切な対応かつ安全管理ができる医療職者を育成することを目的として昨年度から開催しているもので、2回目の開催となる今年度は、看護職コースと診療放射線技師コースを3日間の日程で開催し、現職の看護職者、診療放射線技師ら合わせて21名が受講しました。

 1日目、2日目は、緊急被ばく医療の原則やサーベイメータの取り扱い等について、福島第一原子力発電所事故で弘前大学派遣チームが現地で実際に行った活動内容を盛り込んだ講義、演習を行いました。



3日目に実施した緊急被ばくシミュレーション演習では、原子力発電所の原子炉建屋内で発生したパイプ亀裂の修復作業に当たっていた2名の作業員の体調が悪くなり転倒、下腿部を挫傷し汚染の可能性があるという想定で、汚染を伴う傷病者の搬入から一般病室への退室までの一連の流れについて実践しました。



受講生らは処置室の汚染管理を行うとともに、防護服を着用し、処置室の線量測定や創傷汚染の除染、創傷処置など一連の作業に取り組み、緊急被ばく医療への対応について学びました。


【講師を務めた保健学研究科教員と受講生】


【参考】「高度実践被ばく医療人材育成プロジェクト 現職者研修」の開催について

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