カリキュラム

教職科目

教職科目は、高等学校にある看護科の教員免許状を取得することを目指すコースです。教職科目を選択し、所定の単位を取得すると、卒業時に看護師国家試験受験資格を得る他に、高等学校教諭の免許状を申請することができます。教職科目では、教員の役割や教育の意義、教育に対する考え方・方法などについて、講義・演習*・教育実習を通して学ぶことができます。

高等学校には普通教科の他に、「看護」という科目を学ぶことのできる学校が全国に約90校あります。そのため、教員免許を有し、高等学校にある看護科で高校生たちに「看護」の知識と技術を教育することのできる人材は、広く求められています。しかし、この教員免許状を取得できる大学は多くはありません。 この教員免許状を取得できることは、本専攻の特徴でもあります。

看護科の教員免許状を受け取るには、卒業するために必要な単位に加えて、28単位を取得する必要があります。教職科目を選択するかどうかは、1年生の時に決めて、4年生までに28単位の科目を順序立てて学んでいきます。 教育実習は、4年生の前期(5月〜6月頃)に、青森県を含む関東地方より北にある高等学校の看護科で行います。

*演習とは、決められたテーマにそってグループで調べたことを発表・討論したり、実際の高等学校を想定して授業の練習をする授業です。

教育実習後の発表会
教育実習後の発表会
教育実習後の4年生から、3年生へ説明をする様子
教育実習後の4年生から、3年生へ説明をする様子

模擬授業

実際の高等学校を想定して、学生が授業の練習を行う授業です。
さまざまな科目で学んだことを活かして、授業の進め方について考えます。
授業後は、よりよい授業にするにはどうするとよいのか、学生と教員とで意見交換を行います。

模擬授業に向けて教材を作成している様子
模擬授業に向けて教材を作成している様子

学内演習の模擬授業では、3年生が教師役になって学内演習の模擬授業を準備、実施します。実際に教育実習に行って学んできた4年生も高校生役として参加しています。4年生は、3年生の模擬授業に教育実習の経験をふまえて助言し、よりよい授業に向けて意見交換を行っています。

模擬授業(学内演習)の様子
模擬授業(学内演習)の様子
模擬授業(学内演習)の振り返りの様子
模擬授業(学内演習)の振り返りの様子