No.58

 目 次

全国学会印象記(第42回日本理学療法学術大会,開催地;新潟県新潟市)

   大本靖花[保健学科3期生] 

 三瓶秀幸[保健学科3期生] 

各ブロック学会印象記(第25回東北理学療法士学会)

    三浦康彦[保健学科3期生]

   佐藤美紀[保健学科3期生]

  上村 豊[保健学科4期生(編入在学生)]

 熊王 寛人[保健学科4期生(編入在学生)]

 

 

第42回日本理学療法学術大会印象記

大本靖花 [保健学科3期生] 

 弘前大学理学療法学専攻3期生の大本靖花です。第42回全国理学療法学術大会で発表する機会をいただき、新潟に行ってきました。

 学会当日に新潟入りしたわたしはポスターを貼り付け、先輩方の発表を聞いたりして、うろうろしているうちに、卒業後初めて先生や同期のOBと会うことができ、とてもほっとしたのを覚えています。数ヶ月前までは一緒に勉強していた仲間が、それぞれ職場の人たちと一緒にいる姿が変な感じでした。初日の夕食では、全国各地のPTの方々と交流する機会があったこともとてもいい経験になりました。

 2日目は発表の日ということもあり緊張していましたが、先生方・先輩方が発表を聞きに来てくださって心強かったです。この日はたくさんの講義を聴く時間もあり、臨床数ヶ月目のわたしには難しい内容も多かったですが、とても勉強になりました。発表が終わった安堵感もあり、2日目の夜の飲みは初日よりも気が楽で、もう存分楽しむことができました。

 3日目の午後からは飛行機までの空き時間で新潟市内を観光しました。無計画に探索しましたが、タワーに登って新潟市内を一望したり、米どころ新潟のおいしいお酒を飲んで楽しみました。帰りも行きと同じ、小さな小型機でした。青森行きの飛行機もそうだったなと懐かしかったです。

 学会では様々な講義・発表を聴くことができとても有意義なものになりました。今後の研究に生かしていきたいと思います。

                          栄輝先生、鼻の下伸びすぎです。

 

    岩尾君、手つきが怪しすぎます。       手ブラも御健在でした。

                    小さなプロペラ機  新潟市内です。中央の細長い建物が会場の朱鷺メッセです。

 

                                   集合写真です。

目次へ戻る

 

第42回日本理学療法学術大会印象記

三瓶秀幸[保健学科3期生] 

 新潟で行われた全国学会に参加させていただきました。大学の同期や先生方の発表を聴くことができ、いい刺激を受けました。来年は自分も発表に参加できたらと思いました。新潟でいろんな病院で頑張っている理学療法士の方々とも話すことができて楽しかったです。同じ大学だけでなく、いろいろな所で研究や臨床に悩み頑張っている方々とディスカッションできたり、仲間になれるいい機会だと感じました。また来年全国学会で会いましょうって響きはいいですね。

 先日は東北学会に参加し、初めてポスター発表をしました。距離感がすごく近いのでかなり緊張しましたがいい経験になりました。臨床で疑問に感じたことや興味を持っ
たことを他の病院などで働いている理学療法士の方と議論できるのもすごく楽しく勉強になりました。また参加したいです。

目次へ戻る

 

第25回東北理学療法士学会に参加して

三浦康彦 [保健学科3期生]

 今回,12月1・2日に福島県郡山市のビッグパレットで開催された第25回東北理学療法士学会に 参加させていただきましたので,そのときの状況を少しお話ししたいと思います。

                                                                   会場のビッグパレット

 私は業務の都合,学会1日目の早朝に弘前をヨーデル(高速バス)で出発したのですが,バスの中は暖房の調子が悪いのか氷点下レベルの寒さで,盛岡までの約2時間,冬用のコートを用意したのにもかかわらず,一睡もできず鼻水タラタラでした。しかし,その後,新幹線に乗り継いで到着した郡山はさすが東北南部の都市,コートなしでも汗ばむくらいの暖かさでした。そして,会場のビッグパレットは芸術的要素を取り入れた,実にすばらしい近代建築物でした。

 今回の学会は「理学療法士を担保する」というテーマで,今後の理学療法士のあり方と社会で生き残るすべを探るべく開催されました。講演やセミナーでは各専門分野の先生方がこのテーマについて話され,そこで私が感じたことは,今後必要とされる理学療法士はオールマイティー(何でも屋)な理学療法士ではなく,一つの分野に秀でたエキスパートでなければならないということです。そして,医師や看護師,その他専門職と対等に意見を交わし,自信を持って自分の専門性と必要性を主張できるということです。(自分がそうなれるかは疑問ですが。。。生き残れない!?)

 一般・指定演題では対馬栄輝先生を筆頭に,熊王寛人先生,藤田俊文先生,對馬新吾先生,ポスター発表では上村豊先生,石田水里先生,三瓶秀幸先生が,1階から4階の4会場に分かれて発表されました。各会場とも満員御礼状態で熱気ムンムン,特に3階のポスター会場は部屋が狭くサウナ状態で,演者,聴衆とも汗ダラダラ脱水状態でした。私は暑がり,汗かきなので,どの会場でもワイシャツ1枚,ハンカチ片手にヒーヒー言っていました。

 そして,学会1日目の夜,地元郡山市にある星総合病院の先生方により,夜の東北学会が老舗割烹で開催されました。板さん自慢の鍋と地酒に舌鼓を打ち,多くの先生方と親睦を深めながら,昼の学会では得ることのできないアンダーグラウンドな情報や各先生方のプライベートな情報を入手することができました。おいしい料理と楽しいお話,最高でした!!

 今回の学会参加は私にとって,単に学術的な知識を得られただけでなく,多くの先生方と接することで自分の視野の狭さに気づき,緩んだまわしを締めるよい機会になりました。定期的に外の空気を吸って,淀んだ空気を換気しなければ!!

 最後に,学会中何かとお世話になりました星総合病院の先生方をはじめ,各施設の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

                     夜の東北学会(郡山市内の老舗割烹にて)

目次へ戻る

 

第25回東北理学療法士学会印象記

佐藤美紀[保健学科3期生]

 平成19年12月1日,福島県郡山市で開催された東北理学療法士学会に行ってきました.

 私は県士会以上の学会に行くのは初めてだったので,会場の雰囲気はとても新鮮でした.業者さんによる新しい機器の紹介なども行われていて,面白かったです.発表の内容に関しては,各々の病院の色が濃く出ているものや,これは臨床で何の役に立つのか?といったものなどさまざまでした.どういった流れで発表・質問するのか,実際に目にしてみて,考えさせられたことは多かったと思います.青森県の先生方も多く発表していて,普段何気なく接している先生方が「こんなことを考えているんだなぁ」と改めて知る機会にもなりました.

 臨床に出てもうすぐ1年になりますが,一日一日が精一杯で,この業務の合間に研究をしている先生方は本当にすごいと思います.一方で,自分自身臨床の中で,自分の患者さんをもっと良くするためにはどうすればいいのか,この疾患にはこういう傾向があるのではないか,など,研究のきっかけとして感じることは多くあります.これらを実際に調べ,追究していくことは簡単なことではありませんが,これからは研究の分野にも参加し,少しでも多くのことを患者さんに還元していければと思います.

 

目次へ戻る

東北本線の車窓から〜小望達大〜  

上村 豊[保健学科4期生(編入在学生)]

 2007121日、2日と福島県郡山市で開催された第25回東北理学療法士学会に参加し、ポスター発表をさせていただきました。とりとめのない文章になるかも知れませんが、今後初めて学会発表される方のエッセンスとして参考にしていただきたいと思います。

まず準備段階では、文章の修正に多くの時間をとられたように思います。こんなに学生をやってきたのに、文章の癖はなかなか直らないものだなと痛感しました。発表前夜は同行した編入生と予行演習を行って、意見を交換しました。ここがミソだったように思います。直前に微調整できたことが緊張をほぐしてくれたのです。発表当日は、弘前大学の先生方が会場に到着され、声をかけていただきました。同行した編入生の発表を聞き終えて、自分が発表する会場に着くと、ポスター前には人垣ができていました(こんなはずでは)。妙な高揚感におそわれた私は、言葉を間違えながらも楽しく発表を終えることができたのです。発表時は冷静とは言えなかったものの、終わったあとは同行した編入生とともに冷静に分析を行っていました。学会発表を行って何を感じたか、何のために研究するのかなどなど。その後は大学の先生、卒業された先生方と、それはそれは楽しい夜を過ごしました。

私が学会発表を経験して感じたのは、発表と参加の違いです。発表という立場は他の発表者や多くの参加者の意見と向き合う必要があることから、予め物事を整理して記憶し、参加するときの何倍も頭を使う必要があったのです。一方で多くのフィードバックを得ることができたことは発表での一番のメリットでした。

余談ですが、思えばふとしたことから弘前大学への編入学を決めたのに、学生生活の最後に学会発表までできた。私の中では望小達大と言えます。学会発表を勧めて、指導してくださった秋元博之先生、ならびにアドバイスをいただいた先生方に感謝しています。

 

 目次へ戻る

学会印象記

熊王 寛人 [保健学科4期生(編入在学生)]  

2007121日,2日の2日間,「理学療法士を担保する」というテーマのもと,第25回東北理学療法士学会が福島県で開催されました。ここでは,学会発表に至るまでの経緯や初めての学会発表を終えた感想を記します。

私は,山形で一年間臨床を経験した後,弘前大学に編入しました。編入生は臨床実習がないため,多くの時間を卒業研究にかけられます。そこで,在学中に学会発表できたらと考え,東北学会を目標に卒業研究を進めてきました。

 今回の学会は「ビックパレットふくしま」にて開催され,私は口述発表をさせて頂きました。たまたま対馬栄輝先生と同じセッションであり,次演者席でも隣であったため心強かったのですが,想像以上に広い会場や人数の多さに圧倒され緊張もピークに達していました。発表は,震える声で何とか発表することができましたが,質疑応答では,緊張のあまり的外れな返答をしてしまい,しどろもどろになってしまいました。発表を終え,研究の曖昧さや知識不足を痛感させられたとともに,多くの素晴らしい発表を拝聴し,発表の質を高めることも今後の課題と感じました。

夜は,もちろん飲み会!先生方や大学の先輩方と親交を深めることができ,あまりの楽しさについつい飲み過ぎてしまいました。

 次の日は,二日酔で朝起きることができず,会場に着いたのがお昼頃になってしまいました。ランチョンセミナーでお弁当を頂いた後,同じ編入生の 上村 くんと福島を満喫するべく,会場を抜け出し福島観光に出かけました。野口英世記念館よかった〜

 学会発表を終え,今振り返るととても大変ではあったものの,大きな収穫を得ることができました。次回の発表では,今回の反省をいかし,質の高い発表が出来るよう頑張っていきたいと思います。

 最後に,初めての発表で抄録の書き方やスライド作成など,一からご指導くださった尾田先生,成田先生に深く感謝いたします。本当に有難うございました。今後もご指導のほど宜しくお願いします。

目次へ戻る

 

Appleroadメニューへ野びるの会メニューへ