image1.gifNo.60

 

 

目 次

*      石川 先生教授就任祝賀会ご報告

*      会員からの情報(学会印象記,近況報告など)

*  岩尾潤一郎 [保健学科3期生]

*  小玉 裕治 [保健学科4期生]

*  藤本 修平 [保健学科5期生]

*  中嶋 静香 [保健学科5期生]

 

 

cw_crokkasu-3m.gif石川 先生教授就任祝賀会ご報告

 

 平成213月,野びるの会同窓生であり初代会長である石川 先生(弘前大学医療技術短期大学部第一期卒業生)が,弘前大学大学院保健学研究科の教授に就任されました.同窓生が母校に教授就任されましたのは同窓会としても誠に喜ばしいことであります.

 去る平成21620日(土),青森県内の同窓生を中心に教授就任祝賀会を開催させて頂きましたことをご報告いたします.

 当日は50名を上回る非常に多くの方々にご出席頂きました.周囲の方との談笑もさることながら,数々の激励パフォーマンスも飛び出し(石川先生ご本人によります恒例・国民の歌もご披露頂きました!),祝賀会は終始和気あいあいとした雰囲気のうちに進行いたしました.

石川先生のさらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます.

 

IMG_0367会場前にて  IMG_0365ただいま準備中

IMG_0369 IMG_0368そろそろ開会です

IMG_0370對馬均先生からのご挨拶 IMG_0377お祝いメッセージご紹介

IMG_0387 IMG_0389多くの花束や記念品も寄せられました 

IMG_0394 IMG_0395石川先生からのお言葉

    IMG_0399最後は集合写真を

 

目次へ戻る

 

 股関節シンポジウムに参加して

岩尾潤一郎 医療法人玄真堂 川嶌整形外科病院 [保健学科3期生]

去る201022021日、熊本県植木町にて、股関節シンポジウム(SENSTYLE主催)が開催されました。野びるの会会員では、対馬栄輝先生、石田水里さん、藤本修平さん、中嶋静香さん、そして私の5名が参加しました。今回のシンポジウムは、全国から股関節の臨床と研究の場面において第一線で活躍している先生方が、それぞれの考えを講演するというものでした。各先生方の話を聞いて(というよりも3夜続けての懇親会で講師の先生方と直接お話しすることによって)理学療法学の確立に向けて自分はどう動いていくのか、臨床と研究の相互の視点から考える機会が得られた貴重な時間になりました。

さて、今回私は先生方の送迎に加え、観光案内という重大な役割を任命されていました。対馬先生は熊本に来るのは初めてということで、熊本を満喫して頂くためにはどこを案内すれば良いか悩みました。悩んだ挙句、私が先生方をどこへ案内したか、以下に空港で再会したシーンからをレポート致します。

 

19()には、対馬先生らを熊本空港に迎えに行きました。対馬先生や石田さんとお会いするのは一昨年の秋以来のことでしたので、大変懐かしい気持ちで一杯になりました。食事をされていないとのことだったので「らくだ山」というお店に行き、地鶏を堪能していただきました。この店に来るのは私も初めてでしたが、柔らかいお肉を炭火で焼いて食べるのはこれ以上ない贅沢だと思いました。次に、阿蘇山頂に行きました。運が良ければ噴火口のすぐ横まで行くことができるのですが、生憎この日は硫黄濃度ガスが警戒レベルに達し、展望台から風景を眺めることしか出来ませんでした。山頂は気温が低く、一行も「青森より寒い」と言って震えているのが印象的でした。しかし、流石は青森県で生活しているだけあって、その10分後にはソフトクリームを食べていました。

夜は懇親会まで時間があったので、キャサリン‘s BARで時間をつぶしました。ここは、熊本出身のタレントであるスザンヌのお母様が開いているお店です。店内にはスザンヌのポスターが貼られており、カクテルの名前も、スザンヌやマーガリン(スザンヌの妹の名前)など、一族の名前が惜しみなく使用されていました。唯一の心残りは、記念撮影を頼み損ねたことです。ちなみに、藤本さんと中嶋さんはちゃっかり写真を撮っていました。うらやましい限りです。

20()21日(日)はシンポジウムの為、ホテルと講演会会場、懇親会会場の往復しかできませんでした。

最終日となった22()は熊本城に行きました。本丸御殿、天守閣と散策して、熊本城の歴史を味わいました。最後に空港へ先生方を送ったのですが、途中で道を間違えてしまい、早い段階で間違いに気づかなければ危うく飛行機に乗り遅れるところでした。旅にハプニングは付き物だと言いますが、乗り遅れたら笑えません。早期発見・早期の対応は大事だと再認識しました。

 

旅の内容を簡単にご紹介させていただきましたが、エピソードはまだまだございます。地鶏、ソフトクリーム、馬串、いきなり団子、からし蓮根、馬刺、熊本ラーメン、天草大王、一文字ぐるぐる、だご汁など色々な郷土料理をの情報。雪道でも転倒しないある人物の転倒。エピソードには尽きませんが、また機会があればお話ししたいと思います。

 

個人的には、学術的にも、観光的にもとても有意義な4日間でした。今回参加されなかた皆様も是非、一度は九州にお越し下さいませ。

 

DSC00006「らくだ山」の地鶏はピカイチです! DSC00015青森よりも寒いと噂の阿蘇山頂

DSC00029絶景・大観峰からの夕陽 DSC00038メニューだけ激写・・・

DSC00041 DSC00044シンポジウムにもきっちり出席!写真は対馬先生,重枝利佳先生(浦賀病院)ご講演の様子です

目次へ戻る

 

i_apple_r_l.gifニュージーランド オタゴ大学印象記

小玉裕治 弘前大学医学部附属病院 [保健学科4期生]

この度平成201114日にオタゴ大学と併設するクリニックを見学する機会を頂きました。現地ではリハ学科長David Baxter教授、リハ臨床部長Steve Tumilty先生に英語でご説明頂きましたが、非常に残念ながらすべてを理解できず、特に印象に残った点を中心にレポート致します。見学ではオタゴ大学やクリニックでの臨床、教育、研究について見学させて頂きました。

 大学はニュージーランドで5番目に大きな都市ダニーデンにあります。1112日青森を朝早く出発し、ダニーデンについた時には次の日の16時(日本時間で昼12時)とかなり長い旅路となりました。

ニュージーランドでも偏差値のかなり高い大学で、海外からの生徒(特にヨーロッパ)も多いそうです。理学療法学部は日本と同じ4年制でした。12年生は日本と同じように生理や解剖、運動学といった基礎医学を勉強するとのことでしたが、その後3年生、特に4年生ではほぼ一年間クリニックでの研修が続くということでした。国内にPTの学校はオタゴ大学と他に一つあるだけで非常に少ないです。PTの数は約4000人(人口は約427万人)ということです。学校は2つだけですが、人口に対するPTの割合はニュージーランドの方が多いことになります。(日本約4万/1億2000万人)

臨床は大学に併設しているクリニックを見学させて頂きました。といっても教室とPTの診療室の区別はあまりなく、教室と思っていた場所に患者さんがいることがありました。それだけ、学校教育と実際の臨床場面が近く、臨床での勉強をしやすいのだと思いました。

日本ではPTを行う上でまず医師の診察、リハ処方箋が必要となりますが、ニュージーランドでは医師の診察は必要なく、整形外科外傷やスポーツ障害など、どこかに疼痛や異常を訴える人がまずPTの所に来るという点が大きく日本とは異なる点だと思います。必要があれば医師の診察を受けてもらうということでした。またダニーデンにはいわゆる病院は1施設しかなく、PTがいるクリニックが10施設あるとのことでした。診療の流れとしては、クリニックへ来た患者さんを一時間程度で評価し、PTが診断し、治療を行っていくとのことです。また、患者さんの評価、治療のための個室が用意されており、そのような点も日本との違いを感じました。具体的なPTの治療場面は見られませんでしたので、機会があれば実際の治療場面を見てみたかったです。

 また、大学内の研究施設についても少し見学することができ、ニュージーランドらしい羊の毛刈りの際の動作解析やラグビー選手の動作解析を行っているとのことでした。

 英語力不足のため、自分で聞き取れた部分は少なかったですが、なんとか理解した点や自分で質問した所をまとめてみました。

 今回の見学で一番興味深く感じたことは、PTは医師の処方を必要とせず、患者さんがまずPTの所に行き、PTが診断し、そのまま治療を行っているということでした。おそらく、診断をできるほどの知識や専門性があり、PTが社会的に認められているからこそそのようなシステムになっているのではないのでしょうか。

今回は短時間の見学でしたが、非常に有意義な経験となりました。

その一年後弘前にてDavid Baxter教授、Steve Tumilty先生に再会することができました。とてもうれしいことに我々のことをしっかり覚えていてくれました。

また海外のPTを見学する機会があれば、ぜひ参加したいと思います。

 

IMG_0172バンジージャンプを初体験!? IMG_0098羊が一匹、羊が二匹・・・zzz

 

IMG_0064スティーブ先生とともにオタゴ大学の前で撮影 DSC06847☆オタゴの絶景☆

 

IMG_0109オタゴ大学のバクスター教授とスティーブ先生、弘前大学医学部附属病院の高橋一平先生とディナー♪

 

IMG_0119 IMG_0118ニュージーランド オタゴのゲイナイトに潜入!!

 

  目次へ戻る

 

i_apple_g_r.gif44回日本理学療法学術大会印象期と近況報告

藤本修平 弘前大学大学院保健学研究科・津軽保健生活協同組合健生病院 [保健学科5期生]

初めての学会発表はとても緊張するものでした。ポスター発表でしたが、座長が私も文献を参考にさせていただいたことのある先生で、元々緊張しやすいこともあり、質疑応答の時間は汗ダラダラで何を話していたか覚えていません。多数あるポスター発表から自分の興味のある分野を見つけては質問するということを繰り返し、気づけば名刺入れはいっぱいに・・たくさんの方と交流させていただきました。

 最近は、大学院のスタイルに少しずつですが慣れてきました。現在は臨床で用いることのできる動作分析方法として、デジタルカメラとフリーソフトの動作解析装置を用いるために精度や信頼性について調べています。学会や研修会にも積極的に参加しようと心がけています。要領が悪いため色々な方にご迷惑をお掛けしていますが、残り1年やっていきたいと思います。

 

IMG_0099熊本センスタイル研修にて(中央はキャサリン)  IMG_0065名古屋全国学術研修会にて

 

 目次へ戻る

 

i_apple_r_w.gif近況報告‐理学療法士1年目の学会・研修会参加を通して‐

中嶋静香 弘前大学大学院保健学研究科・津軽保健生活協同組合健生病院 [保健学科5期生]

去年の春に東京国際フォーラムで行われた第44回日本理学療法学術大会に参加させて頂きました.

私は学部の卒業研究をポスター発表させて頂きましたが,参加人数の多さと初めての経験に緊張と少しの不安を抱きながら発表に臨みました.発表は先生や卒業生の先輩方がそばで見守ってくださり,何とか無事終えることができました.今回の経験を通して,自分の研究を通して全国の方々と交流する機会はとても大切な機会だと感じました.また,今回の学会では東京開催であったためか,同期(5期生)も半数近く参加しており,小さな同窓会のような雰囲気もありました.全国に散らばった同期と再会できる貴重な機会でもあるので,これからも学会に発表者として参加できればと思います.

 また,この1年間で青森から抜け出して全国各地の研修会に参加させていただきました.去年の秋には名古屋で行われた全国学術研修大会に,つい最近では股関節シンポジウム参加のため熊本に行くことができました.各地で懇親会に出席させていただき,全国の理学療法士の方々とお話しさせていただくことは非常に勉強になりました.

 理学療法士1年目はあっという間に過ぎてしまい,もうすぐ2年目が始まろうとしています.今後も臨床と研究のどちらも携われるよう取り組んでいきたいと思います.

IMG_0067名古屋城でシャチホコと河原君と IMG_0105熊本城で藤本君と

 目次へ戻る