説明: 説明: 説明: image1.gifNo.61

説明: 説明: 説明: C:\Users\対馬栄輝\Documents\My Dropbox\共有\野びるの会\広報\No61(2010年度)\HTML用\appleroad61\line_dot02_12.gif 

 

目 次

*      会員からの情報(学会印象記,近況報告など)

*  鈴木 圭一 [保健学科4期生]

*  石田 文香 [保健学科4期生]

*  重岡  [保健学科6期生]

 

 

説明: 説明: 説明: C:\Users\対馬栄輝\Documents\My Dropbox\共有\野びるの会\広報\No61(2010年度)\HTML用\appleroad61\i_apple_g_w.gif 45回日本理学療法学術大会in岐阜 チャレンジ・健康日本〜高齢社会における担い手を目指して〜感想

鈴木圭一 NTT東日本伊豆病院 [保健学科4期生]

清らかな水をたたえた長良川沿いの国際会議場周辺で,本学会は開催されました.卒業後,急激に体重増量した私は,今回もファスナーの閉まりきらない15年物のスーツを無理に着て参加させていただきました.

 

 さて,夜の部です.SNNという会がありまして,そこでは大変ユニークな飲み会が開催されました.興味をお持ちの方は私までご連絡いただけると,詳細をお伝えすることができます.

 夜の部第2弾です.こちらは私の所属する「格闘技理学療法連絡会」の猛者,理学療法士でありアスレチックトレーナーでもある元アマチュアレスラー,小田先生が開催してくださった集会で,格闘系理学療法士と一般の理学療法士の方との交流の場です.従来よりメンバーの総合格闘技の勝井さん,新メンバーの上間さん(元プロボクサー,海外でタイトルマッチを経験),安井さん(元プロボクサー)が加わり,格闘技の魅力を一般の方に存分にアピールできました.今後も草の根活動で徐々に格闘技の魅力を広めたいと考えております.私たちのマニアックなお話を聞いてくださった皆様,ありがとうございました.

 

 私の発表は最終日の最後のセッションでした.初めての口述発表でかなり緊張していましたが,会場の入りは3割ほどでしたので急速に緊張は和らぎました.かえって寂しい気もしたほどでした.セッションの開始を待っていると,恰幅の良い,コワそうなオーラに包まれた先生が会場に入ってきました.私の席からは遠かったのですが,母校弘前大学の對馬均先生にとても似ていました.「しかしあまりにも雰囲気が違いすぎる…,しかも少し太っているな…,違う人かな…?」と,一人思い巡らせちらちらとそちらを気にしていました.すると,その先生の横にもう一人の對馬均先生が現れました.新たにいらした先生は柔和な雰囲気で,コワそうなオーラなど全く醸し出していない,正真正銘の對馬均先生でした.本物の對馬均先生の登場で,緊張感程良く発表に移ることができました.

 質疑応答では,駆けつけてくださった上述の上間さん,勝井さんが建設的な質問をしてくださいました.サンプルが少ない,筋電波形が見にくいなどの突っ込みにびくついていた私にとって非常に助かる内容でした.本当にありがとうございました.

 発表後,セッションの終了を演者席で待っていると,對馬先生とご一緒の若山佐一先生のお姿もみえました.セッション終了後,いらしてくださったお二人の先生にお礼申し上げ,卒業後の2年間の音信不通をお詫びいたしました.その後,沖縄からいらしてくださった上間さんとボクシング談義に花を咲かせて,晴天の中の長良川を後に名古屋駅へと向かいました.

 

 今回の学会におきましても,当初よりご指導くださいました対馬栄輝先生,石田水里先生はじめ,皆様に大変お世話になりました.この場を借りて深くお礼申し上げます.

 

対馬栄輝先生,石田水里先生,水澤一樹先輩,そして桜井好美先生が乗ったバスをお見送り.

格闘技理学療法連絡会のチームまたの再開を楽しみにしております!

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説明: 説明: 説明: i_apple_r_l.gif45回日本理学療法学術大会印象記

石田文香 大阪回生病院 [保健学科4期生]

今年52729日に岐阜で開催された第45回日本理学療法学術大会に参加させて頂きました.

 

今年で臨床3年目になりますが,初めての学会発表で,とても緊張して岐阜入りしました.岐阜駅から徒歩15分位のホテルに荷物を置き,同じ職場の上司と会場まで歩いて向かいました.「駅と会場の中間のホテルやから,15分位で着くやろう」と,学会誌の会場周辺図で距離をよみながら話す上司の言葉を信じ2人で歩きました.岐阜の街並,長良川や岐阜城を遠めに眺めながら,観光気分でテンションは高まる一方でした.しかし,歩いても歩いても見えない会場.そして30分が経つ頃,会誌の地図の尺が正確でないことに気づきました.かといって,後どれ位で到着するかも分からず,バスの時間や乗り場も調べておらず,今さらタクシーにも乗る気持ちにもなれませんでした.晴天に恵まれ,気温は上昇,汗は増加,テンションは下がる一方でした.

 

ホテルから歩くこと約45分,時間はポスター掲示終了時間まで後10分の所で,やっと会場に到着することが出来ました.「大丈夫,大丈夫.時間過ぎても掲示していない人おるから」と上司の励ましを受け,一安心して参加登録を済ませ,ポスターの掲示場所へ向かいました.その時すでに掲示時間を過ぎていました.私と同じセッションの方は私以外皆ポスターの掲示を終えていました.更に座長の先生がポスターを順々に見ている中でのポスターを貼る作業は恥ずかしくて,励まして頂いた上司を少々恨んでしまいました.

 

先が思いやられるスタートとなってしまいましたが,会場入りしてすぐにたくさんの弘前大学の先生,卒業生の方々にお会いして,懐かしく,お会い出来たことを心から嬉しく思いました.私の発表は2日目だったのですが,1日目に石川先生に偶然お会いし,発表内容を少し聞いて頂くといった機会があり,大分心が落ち着くことが出来ました.当日の発表も卒業生数人が見に来てくれて,また,夜の飲み会でも先生,卒業生の方々と久しぶりにお話しすることが出来,弘前大学を卒業して本当に良かったとしみじみ感じました.ありがとうございました.

 

発表を通して,準備段階より自分の知識,技術の未熟さを強く感じ,今後の為に大変有意義な機会を得ることが出来ました.今回得た経験を無駄にせず,日々の臨床,また今後の研究,発表の挑戦に生かしていきたいと思います.

岐阜城に行きました.職場の上司と. 

 

 

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説明: 説明: 説明: i_apple_g_r.gif初めての学会発表〜2010年東北理学療法士学会〜

重岡直基 弘前大学大学院保健学研究科・津軽保健生活協同組合健生病院 [保健学科6期生]

私は今回,初めて学会で発表をしました.学会で発表するきっかけは,大学院の指導教員の栄輝先生から発表するように勧められたことが大きな理由でしたが,自分自身,一度発表をしてみたいという好奇心のようなものがあり,演題を出すことにしました.

 

内容は卒業研究で行ったものを出すことにし,抄録を書き始めました.正直に申しますと,卒論のアブストラクトに手を加えたもので大丈夫と考えていたのですが,考えはあまく,大幅に修正する必要がありました.学会の抄録を書くのはこんなにも大変なものなのかと驚きました.この抄録作成を通して,限られた短い文章で自分の研究を伝える努力をすることを学びました.

 

 演題採用の発表の時期が来ると,ほとんどの演題が通るという話は聞いていましたが,もしかしたら,自分のものは落ちているのではないかという不安もあり,採用の知らせが来たときは,とても嬉しかったです.

 採用が決まると次に発表スライドの作成の作業が始まりました.スライドの作成は,学部時代にリサーチゼミや卒論発表会を経験していたので,その経験をもとにすれば良いと考えていました.しかし,この発表スライドの作成もとても苦労しました.抄録作成の時に考えたと思っていた構成も,まだまだ未熟であり,スライド作成時に何度も作り直しました.また,図の作成は細かい作業であり,何度も注意を受けて少しずつ良くなっていきました.このスライド作成の作業を通して,もう一度自分の研究を見直し,何を言いたかったのか,結果はどのような意味があるのかなどを考えることができました.また,短い発表時間でどのようにすれば他人に理解してもらえるのかということも学ぶことができました.

 

 私の学会発表は2日目でしたので,1日目の夜に開催の県であった,秋田に入りました.学会の道中は,後輩の車に乗せてもらい,リラックスして行くことができました.また,前日の夜は,最終チェックを同じ部屋に泊まらせていただいたゼミの先輩に見ていただき,自分の中でやることはやったという感じで,当日を迎えることができました.

 

 発表当日は,かなり緊張しました.檀上に上がった時の緊張の高まりは今でも忘れることができません.しかし,発表が始まると,今まで練習してきた通りだと感じ,とても落ち着くことができました.これは,栄輝先生が貴重な時間を割いて,何度も練習をやってくださっており,緊張感を持って臨むことができた結果であったと感じております.

 

 発表が終わり,質疑応答も,準備してきていたものが来たので,落ち着いて答えることができました.これは,ゼミの先輩,後輩が発表練習の時に多くの質問をしてくださったので,用意をすることができたものでした.ゼミの先輩や後輩に感謝の気持ちでいっぱいでした.また,発表の後に個人的に質問に来てくださった方もあり,自分の研究に興味を持ってくださる方がいるのだということが嬉しかったです.学会では,卒業した先輩や同級生とも会うことができ,これも良い時間となりました.

 

 初めての学会発表は,決して楽なものではありませんでした.しかし,その過程は自分にとって大きなプラスになったと思います.苦労しただけに,その達成感は今まで味わった中でも上位に位置しました.

 東北学会を終えた現在,一つ残念であったことは,学会発表の後に,論文を書き上げることができなかったことです.今回は,学会発表で終わってしまったので,次のステップとして,学会発表から論文という過程へと進んでいきたいと思っています.

発表を終えて帰りのパーキングエリアでのワンショット(左から,宮村裕紀君,小玉裕治先輩,私,有原裕貴君,石田水里先生,対馬栄輝先生)

 

 

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