13年度活動報告集

 

氏名:尾田  敦(オダ アツシ)

専  門:

@義肢装具学

Aスポーツ医学

担当科目:

1年:日常生活活動分析学(後期),社会的人体論(共通教育:後期)

2年:義肢装具学(前期)・日常生活活動分析学実習(前期)・義肢装具学実習(後期)・理学療法技術学T(後期)・臨床実習T(通年)

3年:臨床実習U(通年)・卒業研究(後期)

非常勤講師等:

@青森県立保健大学(担当科目:義肢装具学―2年次後期)H12年度〜

 青森県立保健大学(担当科目:義肢装具学実習―3年次前期)H12年度〜


目次

著書 学会発表 論文 社会活動 その他

 

1.著書

なし

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2.学会発表

@竹村智美,尾田 敦,他:外反母趾患者に縦アーチサポーターは有効か.第25回青森県理学療法士学会抄録:2,2001.(発表学会:青森県理学療法士学会)

 

A鳴海陽子,尾田 敦:足部形態が足関節機能に及ぼす影響.第19回東北理学療法士学会抄録集:34,2001.(発表学会:東北理学療法士学会)

 

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3.論文

@蛯子智子,尾田 敦:両側全人工股関節置換術後における補高の有効性について

―見かけ上の脚長差が残存した一症例―.理学療法研究, 18:19-24, 2001.

《要旨》

 両側全人工股関節置換術後で脊柱の構築学的アライメント異常により骨盤傾斜(右骨盤挙上位)が生じているために,右下肢に見かけ上の脚短縮がある症例を経験した。本症例に対し,立脚時の右下肢への荷重を促通するために右下肢の靴底に補高を行ったところ,歩行速度が向上した。これは,補高により右骨盤が挙上位となったため,同側の中殿筋の活動量が減少していても右下肢立脚時の安定性が増加し,左下肢の振り出しが容易になったためと考えられた。

A川口 徹,尾田 敦,他:生涯学習と青森県理学療法士会.理学療法研究,18:67-72,2001.

《要旨》

 日本理学療法士協会では生涯学習システムの中に新人教育を位置づけ平成9年度より実施しているが,青森県理学療法士会では,新人以外の会員に対する研修としても遜色がないことから,全会員を対象にした研修会として平成11年度から新人教育プログラムを含めた広い研修の場を提供している。現状では日本理学療法士協会がシステム作りをしているが,施行は各都道府県士会に任されている。よって,各都道府県士会が質の高いテーマを遂行していく必要があり,よりよい教育機会の提供を図ることが重要と考える。

 

B清野敦美,尾田 敦:凍結路面での滑らない歩行とは?―模擬凍結路面における経時的変化からの検討―.東北理学療法学, 13:6-13, 2001.

《要旨》

 健常者20名を対象として,非凍結路面と模擬凍結路面での歩行を比較し,さらに10日間での歩行練習による経時的変化を検討した。その結果,模擬凍結路面では,歩幅と歩行速度が有意に減少していた。経時的変化では歩幅と歩行速度が有意に増加し,歩隔は減少した。このことから,凍結路での安全な歩行は,歩幅と歩隔を狭くしながら真上から静かに踵接地し,離床時には真上にそっと足を持ち上げるようにすることがポイントとなることが示唆された。

(第18回東北理学療法士学会「学会最優秀賞」受賞論文)

 

C山田克彦,尾田 敦,他:等運動性一側膝関節伸展トルク発揮に反対側膝関節屈曲固定が及ぼす影響―膝関節屈曲固定角度と大腿二頭筋活動による検討―.理学療法学, 28(4):181-186, 2001.

《要旨》

 健常成人10名を対象として,KIN/COMでの端坐位膝伸展運動テストにおける反対側膝屈曲固定(0゚,45゚,90゚,固定なし)が,テスト側膝伸展ピークトルク値に与える影響,及び運動中の固定側大腿二頭筋の活動について検討した。その結果,固定側の膝屈曲角度によるテスト側膝伸展ピークトルクは有意な差がなかったが,固定側膝屈曲力は固定角度が増すにしたがい減少し,大腿二頭筋活動量は逆に増加した。これより固定側膝屈曲角度が小さいほど大腿二頭筋活動が少なく効率よい固定が得られると考えられた。

 

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4.社会活動

1)所属学会および職能団体など

@日本理学療法士協会

A日本義肢装具学会

B日本股関節学会

C日本老年医学会

D青森県理学療法士会

E青森県スポーツ医学研究会

 

2)学外委員会・協議会等

@厚生省心身障害研究「心身障害児(者)の医療療育に関する総合的研究」の分担研究「脳性麻痺児(者)の治療とリハビリテーションに関する研究」研究員

A厚生省障害保健福祉総合研究事業「脳性麻痺など脳性運動障害児・者に対する治療及びリハビリテーションの治療効果とその評価に関する総合的研究」の分担研究「脳性麻痺評価として共通に使用されうる標準的評価法の作成に関する研究」―認知・コミュニケーション・社会性の評価法グループ―研究員

B社団法人日本理学療法士協会東北ブロック協議会学会評議員長

C東北ブロック協議会機関誌編集部員及び査読委員

D青森県理学療法士会学術誌編集部顧問及び査読委員

E青森県理学療法士会学術局学術企画部長兼副局長

F青森県理学療法士会冬季アジア大会準備委員会委員

Gあおもり健康福祉機器開発協議会会員

 

3)学外依頼講演等

@GMFM/GMFCS講習会

開催場所:1)金沢市(石川県) 石川整肢学園 2000.11.20

2)富山市(富山県) 富山県立高志学園 2001. 1.21

3)宇都宮市(栃木県) 栃木県身体障害医療福祉センター 2001. 2.24

4)清武町(宮崎県) 宮崎県立こども療育センター 2001. 3.10

5)松橋町(熊本県) 熊本県立こども総合療育センター 2001. 3.11

6)下諏訪町(長野県) 信濃医療福祉センター 2001. 4.22

7)福井市(福井県) 福井県小児療育センター 2001. 7. 8

8)松橋町(熊本県) 熊本県立こども総合療育センター 2001. 8.26

 

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5.その他

特になし

 

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