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地域・在宅看護学

2022年度入学生より、新カリキュラムとして在宅看護学から地域・在宅看護学に変更となります。

少子社会、超高齢社会、疾病構造の変化、入院期間短縮化と在宅医療の進歩等々による近年の社会変化に伴い、地域包括ケアシステムが推進されていきます。

地域・在宅看護学はますます重要性を増しています。
たとえば、呼吸の機能に障害を持っている方が自宅で酸素療法を続けられます。
あるいは、人工呼吸器という機械を自宅で用いて呼吸の補助ができます。自宅で点滴注射を受けられたり、持続注射で痛みの調整ができたりもします。

そして、その方々が自宅でうまく、長く、よりよい状態で安全安楽に療養できるように、最期の在宅での看取りまで継続的に看護がかかわっているのです。

訪問看護ステーションの看護師は療養者の自宅、施設等を訪問して看護援助を提供します。在宅看護の理念、方法論の知識を基に実践するのが、現時点では訪問看護です。

子どもから高齢者までのあらゆる発達段階の方が在宅看護の対象者になります。
また、在宅看護を必要とする方々の病気や障害の状態は多様ですし、その人たちの生活する場、家の構造、 経済状態、生活の価値観等々、それぞれ違いがあるものです。
このように多様な状態をよく理解し、療養者と家族へ、必要で求められる看護援助を提供できるための知識と方法を学びます。
そのためには、地域・在宅看護学以外の専門科目で学んだ知識を統合できる能力も必要になってきます。

地域・在宅看護学では、地域・在宅看護学概論T・Uを学んだ後に、地域にどのような社会資源があるのかを実際の地域に出向き学ぶ地域・在宅看護学実習Tを行います。地域・在宅看護方法論で知識と方法を学び、地域・在宅看護学演習では、在宅看護を実践するにあたって起こりうる課題とその解決法についてグループワークを通して学びます。
また、授業の中では適宜、在宅療養者を支援する専門職の方々をお呼びしてディスカッションします。さらに4年次の地域・在宅看護学実習Uでは、訪問看護ステーションの協力を得て、在宅療養者の同意も得て、訪問看護実習を行います。
また、実習室は自宅仕様に配備されています。

在宅療養者を支援する専門職の方々をお招きしてパネルディスカッション

在宅療養者を支援する専門職の方々の講義1 在宅療養者を支援する専門職の方々の講義2 積極的に発言し、学びを深める

訪問看護実習の事例に基づく事前学内トレーニング

訪問看護実習の事例に基づく事前学内トレーニング1

家族看護学

看護の対象となる個々人の多くは、家族の一員です。家族とは何か、家族看護とは何か、家族をどのように支援可能かということについて学習します。