地域の現状を知り、地域のケア担当者とつながるための講演会
「青森継続看護研究会」
【事業概要】
本事業は、青森県における継続看護の質の向上と地域ケア担当者のネットワークづくりを目的に平成11年から継続しています。参加者は、継続ケア・継続看護に関心を持つ者であればだれでも参加できます。
各回のテーマは「継続ケア・継続看護」に関係していることを基本に、その時の社会情勢を鑑みて検討しており、近年は、「地域包括ケアシステムの構築」がキーワードになっています。参加者は30〜60名程度です。
近年の開催実績を以下に示します。
2022年度…第24回テーマ「子どもが医療的ケアを受けながら地域で暮らすためには 青森県の今とこれから」
今年度もオンライン開催(来場も可)とし、参加者は65名を超えました。青森県における医療的ケア児支援体制の現状と課題に関する講演の後、医療的ケアを受けながら地域で生活するお子さんの事例をもとに、それぞれの場所で活躍する看護職の支援の実際について交流集会をしました。「医療的ケア児支援法」が施行され、体制の整備がすすみ、地域で生活できるようになってきた一方で、必要な場所に看護職の配置ができていない課題などについて、参加した皆さんと共有する機会となりました。
【日時】
2022年9月19日(月) 13:00〜16:15
【場所】
オンライン開催(ZOOM) 来場可
弘前大学医学部保健学科 第63講義室
【プログラム】
①教育講演:
- 網塚貴介氏(青森県立中央病院 総合周産期母子医療センター副センター長)
- 座長 山本 達也氏(弘前大学医学部附属病院 周産母子センター)
②交流集会:
コーディネーター
- 網塚貴介氏
指定発言者
- 奥寺さおり 氏 (八戸市立市民病院 小児看護専門看護師)
- 葛西京子 氏(放課後等デイサービスセンター花りんご(重心) 看護師)
- 佐々木公恵 氏(訪問看護ステーションあした弘前ステーション 訪問看護師)
2021年度…第23回青森継続看護研究集会「地域で療養する人たちの意思決定を支えるために」
今年度もオンライン開催(来場も可)とし、参加者は90名を超えました。疾患などによる心身の変化と向き合いながら療養している人たちを支える看護職の実際や他職種との連携の在り方について、参加した皆さんと一緒に勉強する機会となりました。
【日時】
2021年9月20日(月) 13:00〜16:00
【場所】
オンライン開催(ZOOM) 来場可
弘前大学医学部保健学科 第63講義室
【プログラム】
①教育講演:
- 宇都宮宏子氏 (在宅ケア移行支援研究所代表)
- 座長久保由佳氏(弘前大学医学部附属病院 総合患者支援センター担当副看護部長)
②パネルディスカッション:
コーディネーター
- 雪田昇一氏(ほ〜むおんナースステーション)
パネリスト
- 松谷貴香氏(居宅ケアサークル)
- 木村義知氏(アースサポート青森浪岡)
- 倉内美幸氏(細川介護サービスセンターほそかわ介護)
2020年度…第22回青森継続看護研究集会「在宅における安心・安全のための薬剤管理の現状」
【日時】
2020年12月20日(日) 13:00〜16:00
【場所】
オンライン開催(ZOOM) 来場可
弘前大学医学部保健学科 第63講義室
【プログラム】
①教育講演:
- 小林輝信氏(徳永薬局在宅医療部部長)
②交流集会:
ファシリテーター
- 相馬渉氏(ファルマ弘前薬局)
指定発言者
- 奈良岡由佳氏(健生訪問看護ステーションたまち ちとせ支所)
- 戸田祐磨氏(健生介護支援センター虹・居宅介護支援事業所)
- 葛西孔明氏(ファルマ弘前薬局)
はじめてオンライン開催で行いました
2019(令和元)年度…第21回青森継続看護研究集会「子どもが医療的ケアを受けながら家族とともに安心して暮らすための支援」
【日時】
2019年9月14日(土) 13:00〜17:00
【場所】
弘前大学医学部保健学科 第63講義室
【プログラム】
①教育講演:「青森県における医療的ケア児支援体制構築の現状と課題」
青森県立中央病院 総合周産期母子医療センター 成育科 網塚貴介氏
座長 弘前大学大学院保健学研究科 教授 高橋徹
②交流集会:「気管切開児の保育園通園が可能となった事例から」
ファシリテーター
- 八戸市立市民病院 小児看護専門看護師 奥寺さおり氏
指定発言者
- 訪問看護ステーションケアポート 看護師 石田紋子氏
- 八郎太療養園 相談支援専門員 木村いち子氏
- 下田こども園 看護師 佐藤誠子氏
2018(平成30)年度…第20回青森継続看護研究集会「精神障がいを持つ人との共生社会の実現を目指した現状と課題」
【日時】
2018年9月17日(月・祝) 13:00〜17:00
【場所】
弘前大学医学部保健学科 第33講義室
【プログラム】
①教育講演:訪問看護ステーションRelisa/相談支援事業所
一般社団法人日本精神看護協会 代表理事 副会長 東美奈子氏
「精神障がい者を地域で支える〜看護師の役割と看看連携・多機関多職種連携〜」
座長 弘前大学大学院保健学研究科 教授 木立るり子
②シンポジウム:「精神障がい者の生活を支える」
ファシリテーター
- 弘前大学大学院保健学研究科 則包和也
シンポジスト
- サンネット青森 根本俊雄氏
- 弘前愛成会病院 盛由美子氏
- 弘前保健所 工藤弥生氏
- 地域生活支援センターぴあす 三浦暢子氏
2017(平成29)年度…第19回青森継続看護研究集会「地域包括ケアにつながる看護師の人材育成」
【日時】
2017年9月18日(月・祝) 14:00〜17:00
【場所】
弘前大学医学部コミュニケーションセンター
【プログラム】
①基調講演:群馬大学大学院保健学研究科教授 佐藤由美氏
「地域完結型看護実践指導者育成プログラムの紹介」
座長 弘前大学医学部附属病院看護部長 小林朱実氏
②交流集会:「先行する人財育成プロジェクトの成果を共有しよう」
ファシリテーター
- 弘前大学大学院保健学研究科 木立るり子
助言者
- 群馬大学大学院保健学研究科 常盤洋子氏
指定発言者
- 津軽保健生活協同組合健生病院 福村恵子氏
- 医療法人ときわ会ときわ会病院 工藤孝子氏
- ひいらぎ訪問看護ステーション所長 齋藤純子氏
2016(平成28)年度…第18回青森継続看護研究集会「高齢化と人口減少を見据えた地域の生活を考える」
【日時】
2016年9月11日(日) 14:00〜17:00
【場所】
弘前大学医学部コミュニケーションセンター
【プログラム】
①基調講演:首都大学東京 都市教養学部准教授 山下祐介氏
「人口減少社会の中の地域・家族と介護文化」
座長:弘前大学大学院保健学研究科 木立るり子
②車座談議
- 梅村医院院長 梅村芳文氏
- 弘前市北部地域包括支援センター 福原郁子氏
- 青森大学社会学部社会学科教授 櫛引素夫氏
毎年1回「継続看護研究集会」を青森医学振興会の助成の下に開催しています。
2015(平成27)年度…第17回青森継続看護研究集会「地域包括ケアを考えよう!!」
【日時】
2015年10月12日(月・祝) 13:00〜16:30
【場所】
弘前大学医学部コミュニケーションセンター
【プログラム】
①教育講演:大田区地域包括支援センター入新井センター長 澤登久雄氏
「地域包括ケアシステムにおける地域づくりについて
−まちづくりのために専門職ができること」
座長 梅村医院院長 梅村芳文氏
②シンポジウム:「地域包括ケアにおける医療の役割を考える」
コーディネーター
- 弘前大学大学院保健学研究科 木立るり子
シンポジスト
- ときわ会病院医療連携室副室長、津軽地域ケアネットワーク会長 葛西孝幸氏
- 八戸赤十字病院地域医療連携課看護師長 川口智嘉子氏
- 公立野辺地病院 皮膚・排泄ケア認定看護師 木村かおり氏
- 弘前愛成会病院精神保健福祉士 木村千里氏
2014(平成26)年度…第16回青森継続看護研究集会「災害と継続ケア」
(弘前大学保健学研究科高度実践被ばく医療人財育成プロジェクト,放射線リスクコミュニケーション教育部門第3回講演会との合同開催とした)
【日時】
2014年9月14日(日) 13:00〜16:30
【場所】
弘前大学医学部コミュニケーションセンター
【プログラム】
①教育講演:京都大学防災研究所・巨大災害研究センター教授 矢守克也氏
「災害のリスク・コミュニケーション」
座長 弘前大学大学院保健学研究科 木立るり子
②シンポジウム:「災害発生〜今へと続く被災者への支援経験からの提言」
コーディネーター
- 矢嶋和江氏(弘前医療福祉大学教授)
シンポジスト
- 鈴木るり子氏(岩手看護短期大学教授)
岩手県大槌町での保健師支援活動からの提言 - 吉田浩二氏 (福島県立医科大学災害医療総合学習センター助手)
原発事故後の被ばく者支援活動と現在のよろず健康相談からの提言 - 根本寿子氏 (社団医療法人養生会かしま訪問看護ステーション所長)
災害時支援を継続した訪問看護師の立場から提言 - 日野口早希氏 (三沢市役所主事)
学生ボランティアとして支援を行った経験から
【メンバー】
弘前大学大学院保健学研究科 看護学領域
扇野綾子
北嶋結
橋本美亜
山田基矢
工藤麻里奈
成田秀貴