医学部保健学科

平成29年度以前入学者用のカリキュラム・ポリシー,ディプロマ・ポリシーこちらです。

カリキュラムポリシー・ディプロマポリシー(平成30年度入学者以降)

1.教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

 医学部保健学科では,高度の医療技術はもとより,豊かな人間性と倫理性を兼ね備え,国民の健康と福祉に貢献できる保健医療の専門職の育成を目的とした,教養教育と専門教育のカリキュラム・ポリシーを次のように定めます。
1)教養教育について
  • 幅広い教養と外国語の運用能力を身に付け,保健医療分野の国際状況や地域状況を的確に見極める力を養います。
  • 基礎ゼミナール等で培った実践的学習能力をとおして国際社会や地域社会の多様性を認識するとともに,保健医療分野の課題を発見・解決する力を養います。
2)専門教育について
  • 専門共通科目では,各専攻に共通して必要な基礎科目の他,コア科目を設けています。コア科目は,保健医療専門職の立場から他領域を理解するとともに,保健医療への考え方及び保健医療専門職者としての資質の育成を目指します。
  • 専門基礎科目及び専門科目は,養成する保健医療専門職の国家試験受験資格を満たすために必要な科目であり,1年次から専門科目を組み込んだ楔型の構成とし,講義の後に演習・実習を展開します。
3)各専攻について

【看護学専攻】

  • 看護専門職に必要な知識を体系的に教授することで,人間や社会への洞察を深化させ見通す力を身に付けます。
  • 看護学の専門知識を活用し,社会的ニーズの変化に気づき柔軟に対応し,チーム医療の一員として,他職種と連携・協働,調整能力を発揮し問題を解決していく力を培います。
  • 看護専門職の教育や啓発に役立つ基礎的能力を身につけ,創造力と探求の習慣を確立し,生涯にわたって看護学を発展・向上させようと学び続ける力を培います。

【放射線技術科学専攻】

  • 専門知識と技術を統合するよう体系的に教授することで,論理的思考と客観的判断に基づく洞察力を養います。
  • 放射線技術の専門知識を最新の医療技術に応用し,高度な専門知識を活かして問題を解決するための学術的問題解決能力を養います。
  • 診療放射線技師として,日々目覚ましく進歩を遂げる医療技術を学び,探求する習慣を獲得します。

【検査技術科学専攻】

  • 臨床検査技師として必要な実践力を習得すると共に,専門知識と判断力をもって保健医療の一端を担う臨床検査学の諸問題を的確に見極める能力を身につけます。
  • チーム医療の一員として地域の保健医療に貢献できる連携能力を身につけ,問題解決能力を高めます。
  • 臨床検査技師として,保健医療分野の諸問題を探求し学び続ける力を獲得します。

【理学療法学専攻】

  • 理学療法学の専門的知識とリハビリテーション関連領域の知識を学ぶことにより,理学療法の対象者が抱える諸問題を的確に分析する力を身につけるとともに,保健医療福祉の観点から理学療法学の課題を見極める力を身につけます。
  • 理学療法の対象者や取り巻く家族等が抱える問題を,理学療法のみならず,専門職連携などにより多面的に解決する実践的な力を身につけます。
  • 理学療法士の見識と職業倫理を,実践等を通して培い,生涯を通じて自己研鑚に努め,理学療法学の発展や教育に寄与できる力を身につけます。また,理学療法学の学術的課題を計画的および論理的に解決するための手法を研究方法の学習と体験を通して身につけます。

【作業療法学専攻】

  • 作業療法士に必要とされる実践力を習得し,専門知識と判断力をもってリハビリテーション医療に関わる作業療法学の諸問題を的確に見極める能力を身につけます。
  • チーム医療の一員として地域のリハビリテーション医療に貢献しうる力を身につけ,問題解決能力を高めます。
  • 作業療法士として,リハビリテーション医療分野の諸問題を探求し学び続ける力を獲得します。

2.卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

 医学部保健学科では,上述のカリキュラム・ポリシーに基づいて編成された教育課程にそって保健医療分野における専門知識・技能等を習得するとともに,豊かな人間性と倫理性を兼ね備え,国民の健康と福祉に貢献できる者に対して,看護学専攻は学士(看護学)の学位を,放射線技術科学専攻,検査技術科学専攻,理学療法学専攻,作業療法学専攻は学士(保健学)の学位を授与します。
 具体的には,つぎの目的に達していることが学位取得の要件となります。
  • 教養教育と専門教育をとおして培った幅広い知識と各保健医療専門職としての専門的な知識・技術をもとに,保健医療分野の動向を見通す力を身につけていること
  • 修得した専門的知識・技術を保健医療の場で活かすことにより,直面する課題を解決する力をもっていること
  • 医療専門職者として保健医療を正しく認識し社会貢献を意識し,生涯にわたり自分自身を成長させていくための探求力を身につけていること
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