医学部保健学科

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ストックホルム大学 アンジェイ・ヴォイチク教授らが来弘

更新日:2014/03/13被ばく関係

   平成25年10月19日に「緊急被ばく医療国際シンポジウム」が開催され、関係者約70名が参加しました。今年で5回目となるシンポジウムは、同時 に開催された日本放射線影響学会第56回大会と同じ青森市内のホテルを会場として、日本放射線看護学会の後援を得て、被ばく医療総合研究所、被ばく医療プ ロフェッショナル育成計画と共同で開催しました。
   シンポジウムでは、特別シンポジウムとして3名の海外研究者をお招きして講演していただきましたが、1人目は保健学研究科が平成25年3月6日にス トックホルム大学放射線防護研究センターと部局間学術協力協定を締結した際、センター長を努めたアンジェイ・ヴォイチク教授が「 Biologicaldosimetry in large scale accidents(大規模災害における生物学的線量測定)」と題して講演しました。続いて、ドイツ連邦軍放射線生物学研究所実験放射線生物学部門長ハ リー・シェルタン教授、フランス放射線防護原子力安全研究所マーク・ベンダリッター博士の講演がありました。

   ヴォイチク教授とシェルタン教授には、10月22日に保健学研究科総合研究棟で開催された第2回グローバル人材育成講演会の講師も務めていただきました。
   ヴォイチク教授は「Accidents in Radiotherapy(放射線治療における事故)」と題して、シェルタン教授は「Insights into the DNA damage response to ionizing radiation in human and model systems(ヒトおよび実験モデルにおける電離放射線に対するDNA損傷)」と題してそれぞれ講演しました。
   約60名の学生、教職員が参加したセミナーは、発表もスライドもすべて英語で行われました。時折、翻訳ソフトを使いながらメモをとり、何とか理解しようとする学生の姿がありました。
   また、「医療スタッフが事故を起こさないために、何をすればよいのか」との質問に対して、ヴォイチク教授が「トレーニング、トレーニング、トレーニング!」と何度も繰り返して強調されたのが印象に残りました。



参照ファイル

シンポジウムポスター 当日の様子
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