理学療法学専攻のあゆみ

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弘前大学医療技術短期大学部理学療法学科発足

 理学療法学専攻の前身は昭和55年4月1日に開設された弘前大学医療技術短期大学部理学療法学科です。当時は我が国のリハビリテーション医学の発展期にあたり、理学療法学の研究と教育の重要性が強く認識され、国立大学併設短期大学部としては全国で2番目に開設されました。開設時の学科主任には故菅原正信教授が就任しました。

弘前大学医学部保健学科発足

 弘前大学医学部保健学科は、平成12年10月1日、弘前大学医療技術短期大学部と弘前大学教育学部特別教科(看護)教員養成課程を統合して、弘前大学医学部に新しく開設されました。保健学科の中で理学療法学専攻は、他の作業療法学専攻、看護学専攻、放射線技術科学専攻、検査技術科学専攻とともに、21世紀を担う医療専門職養成と理学療法学の発展への寄与を目指します。

理学療法学専攻

 理学療法学専攻では、人間について幅広く学ぶと同時に、身体の運動機能を最良の状態に保ったり改善するために必要な科学的な知識と技術を修得し、人々がともにより豊かで健康的な生活を営むための援助ができる理学療法士の養成を目的としています。

弘前大学大学院医学系研究科保健学専攻(修士課程)発足

 平成17年4月1日、弘前大学医学部保健学科を基礎として、弘前大学大学院医学系研究科保健学専攻(修士課程)が開設されました。理学療法学分野は総合リハビリテーション科学領域の中に位置づけられ、ここでは,運動器系,神経系,呼吸・循環器系疾患に起因する機能障害の理解を深め,理学療法の知識と技術の確立に寄与するような教育研究指導が展開されます。また,理学療法の臨床の場で研究的手法を用い,臨床能力を向上につながることを目標とした,運動器系の障害に対する理学療法研究の指導が行われます。

弘前大学大学院保健学研究科保健学専攻(博士課程)発足

 平成19年4月1日、弘前大学大学院医学系研究科保健学専攻(修士課程)の完成に引き続き、これを基盤として博士課程が設置され(博士前期課程・博士後期課程)、同時に保健学研究科に改組・部局化が行われました。教員の所属は保健学研究科に移行し、弘前大学の一部局として名実共に独立いたしました。博士後期課程では、インタープロフェッショナル・ワークの理念の下、専門の垣根を越えて保健学の科学的探究を目標として、理学療法学分野は看護学分野、作業療法学分野とともに、新たに健康支援科学領域の中の3つの分野で協働的な教育研究を展開することとなりました。博士前期課程では,これまでどおり総合リハビリテーション領域において、運動器系,神経系,呼吸・循環器系疾患に起因する機能障害に対する理学療法の知識と技術の確立を目指した教育研究指導のほか、理学療法の臨床能力を向上を目標とした運動器系の障害に対する理学療法研究の指導が行われています。