大学院保健学研究科

博士前期課程 放射線看護高度看護実践コース

 これまでの放射線看護は、医療施設において放射線診療(放射線治療・画像診断・核医学診断)を受ける患者の看護が中心でした。しかし、現在、その対象者は、放射線に晒される(被ばく)あるいは被ばくを懸念する人々であり、胎児から高齢者まで、地域、在宅から医療施設まで、病者から一般住民さらに医療従事者まで、あらゆる発達段階及び生活の場を含む広範な概念への転換が求められています。放射線事故や原子力災害時の対応のみならず、放射線診療の場においても医療用放射線を受ける対象者や付き添う家族の医療被ばくや公衆被ばく、放射線診療に携わる医療者の職業被ばく、放射線を扱う産業の場に従事する者の職業被ばくなど、多くの課題が山積しています。
 本学では放射線看護の2つのサブスペシャリティ、「被ばく医療における看護」「医用放射線利用に伴う看護」を設けています。放射線看護のいずれかのサブスペシャリティである高度看護実践者としての看護師を養成します。

 「被ばく医療における看護」では、被ばく医療の拠点となる医療機関毎の受け入れ体制を整える中心的役割となることが期待されます。また、放射線被ばくや防護に関する専門知識を持つ専門職者として住民の健康管理および放射線リスクコミュニケーションができる人材、さらに原子力発電所立地県だけの問題ではなく、核テロへの対策についても準備できる人材育成を目指しています。
 「医用放射線利用に伴う看護」においては、画像診断や核医学診断等を受ける患者や被検者、家族が安全に、安心して放射線診療を受けることができるように、看護の視点で放射線や放射性物質の利用を支えていく役割を持ちます。これには医療被ばくや公衆被ばく、職業被ばくの低減、放射線リスクコミュニケーション技術を駆使した被ばくに対する不安へのケアなどを含みます。

 本学では、社会人が学びやすいように、講義は平日の夜間と土曜日、集中講義で開講している他、インターネットを活用した遠隔授業、e-learningで受講することが可能です。また、修了要件の単位に臨地実習10単位が含まれていますので、実習期間中は休職するなどの対応をして頂く必要があります。詳細についてはお問い合わせください。

 なお、本コースを修了した者には、「放射線看護高度実践看護師」の学内称号が付与されます。また、本コースは日本看護系大学協議会から放射線看護分野の高度実践看護師教育課程(専門看護師38単位)の認定を受けています。

【事前相談】
 出願前に「放射線看護高度看護実践コース」の教育担当教員に問い合わせのうえ,出願してください。

教育担当教員

教員
連絡先
教授:野戸 結花
E-mail:noto@hirosaki-u.ac.jp
TEL:0172-39-5923
教授:井瀧 千恵子
E-mail:itakichi@hirosaki-u.ac.jp
TEL:0172-39-5974
講師:漆坂 真弓
E-mail:urushima@hirosaki-u.ac.jp
TEL:0172-39-5944


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