大学院保健学研究科

博士前期課程 領域紹介

生体検査科学領域

 本領域では、細胞レベルから生体までを対象とし、それらについての生体機能と病態解析を教育・研究の主軸とします。生体機能では、生体の構造と機能、恒常性(ホメオスターシス)維持機構、免疫制御、その破綻によって生じる種々の病態、癌、白血病、糖尿病、動脈硬化等について問題点を挙げるとともに、最新の知見や方法論に関する教育・研究を行います。病態解析では、正常を対照として、腫瘍、血液疾患、感染症等の病態について、遺伝子レベルから細胞レベル、更にマクロレベルでの解析方法、予想される結果、最新知見、現時点での問題点とその解決策、最新の動向、今後の課題・展開等についての教育・研究を行います。これらの成果は診断・治療等への開発に繋がります。

【事前相談】
出願希望者は、出願前に、指導を受けようとする教員と電話、E-mail等で連絡を取り、入学後の研究等について必ず相談を行って下さい。なお、担当教員に連絡が取れない場合は、本学学務グループ(TEL 0172-39-5911、E-mail: jm5911@hirosaki-u.ac.jp)に問い合わせて下さい。

教員一覧

教員
研究テーマ
教授:丹藤 雄介
○栄養関連バイオマーカー,栄養アセスメントに関する研究
○糖尿病療養デバイスの開発と病態解析
教授:山形 和史
○造血器腫瘍における形態的特徴と予後の検討
○血液疾患解析用AI解析技術の検討
○造血器腫瘍と二次発がん発症における疫学的研究
教授:松宮 朋穂
〇サイトカインストーム発症メカニズムの解明
〇SARS-CoV-2の自然免疫応答への影響
〇臓器特異的な新規画像検出プローブの開発
〇抗ウイルスストレス顆粒の研究
教授:宮崎 航
○発達・発育における環境因子(環境化学物質)の影響に関する研究
○環境因子によるエピゲノム変化とその発現メカニズムの解明
○リキッドバイオプシーによる臓器障害予測システムの開発
教授:三浦 富智
○新規細胞遺伝学的被ばく線量評価法の開発
○染色体異常に及ぼす背景因子の解析
○プロシアニジン類の腸管ホメオダイナミクスによる生活習慣病予防作用の解明
〇職業被ばくにおける染色体異常の解析
○放射線被ばくの生物影響研究
○抗菌性タンパク質の活性調節機構に関する研究
○ヒアルロン酸合成の調節に関する研究
准教授:吉岡 治彦
○紫外・可視顕微分光法を用いたがん細胞の病理組織細胞学的解析
○がん早期発見のための形態学的解析
○病理画像解析によるがん細胞の特徴抽出
○病理組織細胞検査の精度管理と検査技術法の確立
准教授:田副 博文
○ICP質量分析法を用いた長半減期放射性核種分析法の開発
○放射性核種および微量金属元素同位体組成を指標とした環境動態変動に関する研究
○固相抽出法および自動化技術による放射性核種分析技術の高度化に関する研究
准教授:堀江 香代
○卵巣癌におけるエクソソーム内在因子に関する研究
○子宮内膜癌細胞における性ステロイドホルモンの作用機序解析
○カシスフィトケミカルによる生活習慣病の予防
准教授:葛西 宏介
○L-アミノ酸オキシダーゼの抗菌活性調節に関する研究
○ヒアルロン酸合成に関わる酵素活性調節に関する研究
○放射線生物影響評価(復興支援)
准教授:千葉 満
○細胞外小胞エクソソームの機能と細胞間コミュニケーションに関する研究
○細胞外小胞エクソソームの分泌機構と取り込み機構に関する研究
○癌浸潤・転移とmicroRNAに関する研究
○疾患の早期発見バイオマーカーに関する研究
講師:藤岡 美幸
○食品媒介感染症起因菌における感染経路の科学的解明に関する研究
○各種病原細菌における簡易検査法の開発に関する研究
助教:山内 可南子
〇自由生活性アメーバの生態及び病態解析
〇腸内フローラを用いた放射性腸管障害軽減に関する研究
教授:伊藤 巧一
○マウス臍帯血移植による免疫系再構築に関する研究
○造血幹細胞の分化・成熟に関わる分子機構の解明
○核酸による腸管免疫制御に関する研究
副指導教員
研究テーマ
助教:山内 可南子
〇自由生活性アメーバの生態及び病態解析
〇腸内フローラを用いた放射性腸管障害軽減に関する研究
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