17名の産婦を対象に,出産経験回数と出生児の体重を測ったデータです.出産経験と出生体重に差があるかを検定します.データはEXCELでもSPSSでもよく,1列目に群分けの値,2列目に数値を入力する形式とします.
ここでは,群馬大学青木氏のwebに掲載された関数を利用して,ノンパラメトリック版の多重比較法(Steel-Dwass法)による検定を説明します.
Steel-Dwass法はTukey法のノンパラメトリック版です.その他にもいろいろとありますが,この手法はTukey法と同様に,ほとんどの比較に使えます.
@上表のデータ部分のみコピーします
ARを開いてコマンドライン先頭>から「x<-excel.w(2)」と入力します.ここでの括弧内の“2”は,データが2列構成であることを意味します.
B入力が完了したら,まずはENTERキーを押します
Cその後,コマンドライン先頭>から
> multi(x) と入力すると,以下が出力されます.
> multi(x)
t p
1:2 1.1208971 0.5011324
1:3 0.5477226 0.8476443
2:3 0.0000000 1.0000000
一番上の行は1のカテゴリと2のカテゴリのt値が1.1208971で,p値が0.5011324という意味です.
R終了時に「作業スペースを保存しますか」と聞かれたら「はい」をクリックしてください.
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