医学部保健学科

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第8回(平成27年)国立大学保健医療学系代表者協議会看護学分科会総会報告

更新日:2015/06/05報告

写真1:斉藤看護教育専門官による講演 写真2:受付 写真3:看護学分科会幹事会

8回(平成27年)国立大学保健医療学系代表者協議会看護学分科会総会は、弘前大学の西沢義子教授を幹事長として、平成27531日(日)にホテル ナクアシティ弘前で開催されました。看護学分科会は「国立大学法人看護系の学部、学科及び研究科に共通した教育・研究の諸問題や関連する重要事項を協議し、相互理解を深めるとともに意見の調整を図り、看護学系の情報発信を積極的に行い、我が国における教育・研究環境等の発展に寄与する」ことを目的に平成20年に第1回総会が開催されました。

今年は文部科学省高等教育局医学教育課看護教育専門官斉藤しのぶ先生、大学病院支援室専門官下左近寿美先生の2名をお迎えし、合計91名が参加しました。昨年の総会で話題になりました「国立大学と大学病院看護部との連携強化について」を具体化するために、幹事会でこの1年間、情報収集しながら検討し、最終的には看護教育専門官と大学病院支援室専門官を通して情報を共有することから始めることとしました。

総会の最初に看護教育専門官斉藤しのぶ先生から「看護学教育の動向と今後の課題」についてご講演をいただきました。講演内容は看護系大学・大学院における人材養成の動向、保健師教育調査結果(H25年度版)、高等教育政策の動向等についてでした。

引き続き総会議事が行われ、幹事会報告では意見交換のテーマ設定における経緯等について、平成26年度の活動報告として、看護基礎教育検討委員会(中村勝委員長、新潟大学)では、①国際交流や教育のグローバル化(グローバルな人材教育)について、学部教育と大学院教育との連携について、国立大学病院看護部長会議との交流について報告されました。大学院教育検討委員会(田中満由美委員長、山口大学)では①大学院教育の質を確保するための方策について、②大学院で習得すべき能力について、③CNS38単位教育課程について報告されました。組織検討委員会(布施淳子委員長、山形大学)では①情報交換(看護部長会議との連携、教員採用、グローバル化等)、②文部科学省と委員会との情報交換(先駆的取り組みを行っている大学病院のモデル化等)について報告がありました。これらの活動報告は総会資料に詳細に纏められています。また、次期幹事長は小林淳子氏(山形大学)が推薦され、総会で承認されました。

最後の意見交換では、大学病院支援専門官下左近寿美先生から「大学と看護部の連携」についてご講演いただきました。その後、参加者との意見交換が行われ、大学の立場、病院看護部の状況について情報共有し、人事交流などのメリットを踏まえて、看護の発展につながるよう組織的連携の重要性が確認されました。

情報交換会には約60名が出席し、親交を深めるとともに、各大学の教育事情について情報交換を行いました。


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